高周波焼入れとはアーカイブ

鉄鋼製品の表面全体又は部分の表面硬化を目的として、誘導加熱によってAc3点又はAc1点以上の適切な温度に加熱した後、適切な冷却材で冷却(焼入れ)する事。

上記はJIS規格による高周波焼入れの定義です。
少しでも、機械工学や材料工学を学んだ方にはピンと来るかも知れませんが、中々分かりづらいものがありますよね。
要するに焼入れとは昔の鍛冶屋さんのイメージで“赤く熱した鉄を水にジュッと浸ければ硬くなる”って事です。

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では、高周波焼入れってどうするの??
よくお客様にも聞かれるのですが、百聞は一見にしかず!!
写真では見づらいかもしれませんが、銅の輪の中に鋼を入れ、その銅に電気を流すと中の鋼が加熱されるのです。(ジュールの法則と言うのが原理らしい)
その後急冷却する事で、硬さが得られる訳です。

確かに奥が深い世界なのであまりにも簡略するのも問題ありなのでしょうが、“今も昔も赤く熱してジュッと冷やす”これが焼入れの原点と思います。
そして加熱する道具の一つに高周波による誘導加熱という方法があるという事です。

ここでは、高周波焼入れの特徴や技術・用途、弊社が考える「高周波焼入れ」の長所・短所等々をご案内させていただきます。

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